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夕炊
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ゆうげ
ふりがな文庫
“
夕炊
(
ゆうげ
)” の例文
灯
(
ともし
)
がついて
夕炊
(
ゆうげ
)
のけむりが家々から立ち上る時、すべてのものが楽しく休むその時にお寺の高い
塔
(
とう
)
の上から
澄
(
す
)
んだすずしい鐘の音が聞こえて
鬼
(
おに
)
であれ
魔
(
ま
)
であれ
燕と王子
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
さて、
夕炊
(
ゆうげ
)
も終って後、幸村
徐
(
おもむ
)
ろに「この陣所は戦いに便なし、いざ敵近く寄らん」
真田幸村
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
村落のまわりには
夕炊
(
ゆうげ
)
の煙がたなびいて、西の空は赤く夕映に彩られていた。帰り後れた二三の鳥が、
塒
(
ねぐら
)
を求めて空を飛んでいた。遠くに牛の鳴く声が長く響いて、そのまま静に日が暮れていった。
土地
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
炊
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“夕”で始まる語句
夕
夕餉
夕飯
夕陽
夕方
夕靄
夕闇
夕日
夕暮
夕焼