壮佼わかいもの)” の例文
旧字:壯佼
早瀬は、妹が連れて父の住居すまいへも来れば病院へも二三度来て知っているが、新聞にまで書いた、塾の(小使)と云う壮佼わかいものはどんなであろう。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたしが今話の序開じょびらきをしたその飛騨の山越やまごえをやった時の、ふもとの茶屋で一緒いっしょになった富山とやまの売薬というやつあ、けたいの悪い、ねじねじしたいや壮佼わかいもので。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わしいまはなし序開じよびらきをした飛騨ひだ山越やまごえつたときの、ふもと茶屋ちやゝで一しよになつた富山とやま売薬ばいやくといふやつあ、けたいのわるい、ねぢ/\したいや壮佼わかいもので。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)