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壕塁
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ごうるい
ふりがな文庫
“
壕塁
(
ごうるい
)” の例文
御着
(
ごちゃく
)
の本城を防ぐための一支城であったに過ぎず、その
壕塁
(
ごうるい
)
も
曲輪
(
くるわ
)
造りも極めて簡単な構築で、樹木の多い丘の上に
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「合戦にのぞんでこの橋ひとつが要害とは、さても岡崎は攻め易うございますな」「…………」「
城砦
(
じょうさい
)
壕塁
(
ごうるい
)
はいくさの
凌
(
しの
)
ぎで、攻防のかなめは人にあると存じますが、……しかし、 ...
薯粥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
こういう間に、士気いよいよ高い蜀の大軍は、
猇亭
(
こてい
)
から川口にいたる広大な地域に、四十余ヵ所の陣屋と
壕塁
(
ごうるい
)
を築き、昼は
旌旗
(
せいき
)
雲
(
くも
)
と
紛
(
まが
)
い、夜は
篝火
(
かがりび
)
に天を焦がしていた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、一日できめ、縄取りや、
壕塁
(
ごうるい
)
の構想なども、自身、わらじ
穿
(
ば
)
きでさしずを下し
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いま東西の両軍ここにまみえ、お
許
(
もと
)
には七城の
壕塁
(
ごうるい
)
を
聯
(
つら
)
ねて、国境のお守りに当っておられますが、すでに中国の
帰趨
(
きすう
)
は決したものということは充分お心のうちにはお分りであろうと存ずる。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
という声は、たちまち味方の
壕塁
(
ごうるい
)
に伝わった。難攻不落の敵城に対して、かなり長陣の疲れを見せていた味方も、ために一脈の新しい
士気
(
しき
)
を加えた。彼の復帰はそれだけでも大きな意義があった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
壕
漢検準1級
部首:⼟
17画
塁
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
“壕”で始まる語句
壕
壕端
壕舎
壕底
壕橋
壕水