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壅塞
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ようそく
ふりがな文庫
“
壅塞
(
ようそく
)” の例文
有志之士、
不堪杞憂
(
きいうにたへず
)
、
屡
(
しば/\
)
正論
讜議
(
たうぎ
)
すと雖、雲霧
濛々
(
もう/\
)
、
毫
(
がう
)
も採用せられず。
乃
(
すなは
)
ち断然
奸魁
(
かんくわい
)
を
斃
(
たふ
)
して、朝廷の反省を促す。下情
壅塞
(
ようそく
)
せるより起ると云ふは
即是也
(
すなはちこれなり
)
。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
しかして交通安全でなければ、いかなる文明も遠隔の地に波及すること至難ではあるまいか。伝播力があっても、
壅塞
(
ようそく
)
の方が強くして、伝播の事実が現われ難いだろう云々。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
弁ズルコトハ外ニ明ナリト雖ドモ心常ニ
壅塞
(
ようそく
)
丕閉
(
ひへい
)
シテ理内ニ暗シ如此ノ徒ハ我植学ノ域内ニ在テ大ニ恥ヅベキ者ナラズヤ是レ之ヲ強求スレバ必ズ得ルコトアルモ我ノ理ノ通ゼザル処アレバ皆之ヲ神明ノ秘蘊ニ托シテ我ノ不明不通ヲ覆掩修飾スレバナリ
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
彼徒
(
かのと
)
は
之
(
これ
)
を寛仮すること
能
(
あた
)
はず、
不得已
(
やむをえず
)
斬殺に及びしものなり。其壮烈果敢、桜田の挙にも
可比較
(
ひかくすべし
)
。
是
(
この
)
故
(
ゆゑ
)
に
苟
(
いやしくも
)
有義気
(
ぎきある
)
者、愉快と称せざるはなし。
抑如此
(
そも/\かくのごとき
)
事変は、下情の
壅塞
(
ようそく
)
せるより起る。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
わたくしの附記して置きたいのは、茶山の病が独り此
消食管
(
せうしよくくわん
)
の
壅塞
(
ようそく
)
即
(
すなはち
)
所謂
(
いはゆる
)
嗝噎
(
かくえつ
)
のみではなかつたと云ふことである。わたくしは
上
(
かみ
)
の甲申旺秋後の茶山の書牘を引くに当つて、其全文を写し出した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
壅
漢検1級
部首:⼟
16画
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“壅”で始まる語句
壅
壅蔽
壅閉之筋