“ようそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
壅塞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼徒かのとこれを寛仮することあたはず、不得已やむをえず斬殺に及びしものなり。其壮烈果敢、桜田の挙にも可比較ひかくすべしこのゆゑいやしくも有義気ぎきある者、愉快と称せざるはなし。抑如此そも/\かくのごとき事変は、下情の壅塞ようそくせるより起る。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
わたくしの附記して置きたいのは、茶山の病が独り此消食管せうしよくくわん壅塞ようそくすなはち所謂いはゆる嗝噎かくえつのみではなかつたと云ふことである。わたくしはかみの甲申旺秋後の茶山の書牘を引くに当つて、其全文を写し出した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)