境目さかひめ)” の例文
此打切は川口を一ばんとして水上みなかみへ十五番まであり。こゝはいづくのもちとて川にその境目さかひめありてはなはだ厳重げんぢゆう也。
この灌木帶かんぼくたいぎて六合目ろくごうめ海拔かいばつ九千尺くせんじやくのところにつきますと、そこは最早もはや森林帶しんりんたい境目さかひめで、そこから草本帶そうほんたいとなるのですが、富士山ふじさんには日本につぽんアルプスの諸高山しよこうざんるような、お花畠はなばたけられません。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)