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堺筋
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さかいすじ
ふりがな文庫
“
堺筋
(
さかいすじ
)” の例文
堺筋
(
さかいすじ
)
今橋の事務所から、一と
跨
(
また
)
ぎの距離なので帽子も
被
(
かぶ
)
らずに昇降機に走り込み、電車通りを横切って向う角の三越へ
駈
(
か
)
け付けた。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そして暗く静かなそのころの
堺筋
(
さかいすじ
)
へ出て夜半と
元朝
(
がんちょう
)
の
心
(
ここ
)
ちよく冷たい静寂の空気を味わうのであった。ところがなかなか父が起きて来ない。
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
いそいそとその傍について
堺筋
(
さかいすじ
)
の電車道を越えたとたん、もう道頓堀の明るさはあっという間に私の
躯
(
からだ
)
をさらって、私はぼうっとなってしまった。
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
と云って訪ねて行く分には
可笑
(
おか
)
しくあるまいと思案して、その日貞之助は少し早めに事務所を出て
堺筋
(
さかいすじ
)
を歩いて行った。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
現在の
堺筋
(
さかいすじ
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
上海
(
シャンハイ
)
の如くであるがその島之内に私の生れる以前からぶら下っている
足袋
(
たび
)
の看板が一つ、そしてその家は昔のままの姿で一軒残っている。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
▼ もっと見る
そいから二人
円
(
えん
)
タクに乗って
堺筋
(
さかいすじ
)
の電車通りの今橋の角で主人おろしまして私はずっとその車で天王寺い行きます。
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
私の家のあった
堺筋
(
さかいすじ
)
は、今こそ、
上海
(
シャンハイ
)
位いの騒々しさとなってしまったが、その頃はまだ大阪に電車さえもなかった時代だ。ちょっと裏手へ入るとかなりの草むらや
空地
(
あきち
)
が沢山にあったものだ。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
“堺筋”の解説
堺筋(さかいすじ)は、大阪府大阪市中心部の南北幹線道路。本稿では、都市計画道路堺筋線についても記す。
(出典:Wikipedia)
堺
漢検準1級
部首:⼟
12画
筋
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
“堺”で始まる語句
堺
堺町
堺港
堺屋
堺原
堺卯
堺町人
堺枯川
堺界
堺目