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地車
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だんじり
ふりがな文庫
“
地車
(
だんじり
)” の例文
大海浜
(
だいかいはま
)
、
宿院浜
(
しゆくゐんはま
)
、
熊野浜
(
くまのはま
)
などと組々の名の書いた
団扇
(
うちは
)
を持つて、
後鉢巻
(
うしろはちまき
)
をした
地車
(
だんじり
)
曳きの子供等が、幾十人となく
裸足
(
はだし
)
で道を通ります。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
青い
楓
(
かへで
)
の枝に
構
(
かこ
)
まれた泉水の金魚を見ながら、
頸
(
くび
)
のおしろいを附けて貰つて居ると、近く迄来た
地車
(
だんじり
)
のきしむ音がした。
住吉祭
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
こんな歌も
聞
(
きこ
)
えて来た、さうすると三つの井戸の
金滑車
(
かなくるまき
)
がけたたましい音を立てて、
地車
(
だんじり
)
の若衆に接待する砂糖
水
(
みづ
)
を造るので家の中が忙しくなる。
住吉祭
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
通る
地車
(
だんじり
)
の数が多くなつて、砂糖水はもう間に合はないで、奉書包みを扇に載せてその世話人達に番頭は配つて、橋の上に立つて大きい目をした張飛だの
住吉祭
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
そのうち空の雷鳴が遠くから次第に近い所へ寄つて来るやうに響いて、
地車
(
だんじり
)
の音がして来ます。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
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風呂に入りますと、
浴槽
(
ゆぶね
)
の湯が温泉でも下に湧き出して居るやうに、
地車
(
だんじり
)
の響で波立ちます。大鳥さんの日の着物は、大抵紺地か黒地の
透綾上布
(
すきやじやうふ
)
です。
襦袢
(
じゆばん
)
の袖は桃色の
練絹
(
ねりぎぬ
)
です。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“地車”の解説
地車(だんじり・だんぢり)は、神社の祭礼で用いられる屋台・「山車」の一種。主に関西地方で多く見られる。大小2つに分かれた独特の破風屋根を持つ曳き山で、多くの彫刻が組み込まれ、刺繍幕や金の綱、提灯やぼんぼり、旗・幟などの装飾が施されている。主にケヤキを用いて造られており、コマには松が用いられる。
(出典:Wikipedia)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味