“透綾上布”の読み方と例文
読み方割合
すきやじやうふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風呂に入りますと、浴槽ゆぶねの湯が温泉でも下に湧き出して居るやうに、地車だんじりの響で波立ちます。大鳥さんの日の着物は、大抵紺地か黒地の透綾上布すきやじやうふです。襦袢じゆばんの袖は桃色の練絹ねりぎぬです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)