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地下足袋
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じかたび
ふりがな文庫
“
地下足袋
(
じかたび
)” の例文
巻
(
ま
)
きゲートルをして、
地下足袋
(
じかたび
)
をはいて、
黒
(
くろ
)
い
帽子
(
ぼうし
)
を
被
(
かぶ
)
っていました。
小泉
(
こいずみ
)
くんは、ほかへ
気
(
き
)
をとられて、
僕
(
ぼく
)
に
気
(
き
)
づきませんでした。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おもしろいのは人間の足あとで、ゴム靴でも、
地下足袋
(
じかたび
)
でも、わらぐつでも、あるき方がひとりひとりちがうので、足あとをみると誰があるいたかたいていわかる。
山の雪
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
岩に頭をうちつけないために
鉄兜
(
てつかぶと
)
をかぶり、おとなのだぶだぶの仕事着を着せられ、
地下足袋
(
じかたび
)
をはき、手には小さなカンテラをさげ、鉱石をはこぶ電車のトロッコに乗って
智恵の一太郎
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
汚いシャツに色のさめた
紺
(
こん
)
の
木綿
(
もめん
)
のズボン、それにゲエトルをだらしなく巻きつけ、
地下足袋
(
じかたび
)
、
蓬髪
(
ほうはつ
)
無帽という姿の父親と、それから、髪は乱れて顔のあちこちに
煤
(
すす
)
がついて
たずねびと
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
猫が庭を歩いてはならぬきまりをつけたのも、彼だったのだ。もちろん、植木やは彼の庭でしごとをする前には、庭の入口で
地下足袋
(
じかたび
)
を
脱
(
ぬ
)
いで、裏にもようのない足袋にはきかえねばならなかった。
生涯の垣根
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
“地下足袋”の解説
地下足袋(じかたび)は、足の裏にゴム底がつき、足の指が親指と残りの二股に分かれている作業労働用の足袋で、足の爪先に力が入りやすいのが特徴である。履物を履かずに「直に」土の上を歩くための「足袋」の意味をもつ。「地下」は当て字である地下足袋メーカーの力王のサイトでは「地下の炭鉱でも使えることから」という起源説を紹介しているが真偽は不明。。
(出典:Wikipedia)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“地下”で始まる語句
地下
地下室
地下鉄
地下人
地下茎
地下牢
地下街
地下電車
地下侍
地下穿