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圭
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けい
ふりがな文庫
“
圭
(
けい
)” の例文
他国に使し、
圭
(
けい
)
を捧げてその君主にまみえられる時には、小腰をかがめて進まれ、圭の重さにたえられないかのような物腰になられる。
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
漢の焦延寿の『易林』に
巽
(
そん
)
鶏と為すとあれば、そんけいは
巽鶏
(
そんけい
)
だ、
圭
(
けい
)
の字音に
拠
(
よ
)
って蛙をケイと読み損じて、
巽
(
たつみ
)
の方の三足の蛙と誤伝したのである。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「この湯は何に
利
(
き
)
くんだろう」と豆腐屋の
圭
(
けい
)
さんが
湯槽
(
ゆぶね
)
のなかで、ざぶざぶやりながら聞く。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
碌
(
ろく
)
さんが最後に降参する所も弁護します。碌さんはあのうちで色々に変化して居る。然し根が
呑気
(
のんき
)
の人間だから深く変化するのじゃない。
圭
(
けい
)
さんは呑気にして頑固なるもの。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
一日、二日はゼスチュア遊びをして、はじめは面白かったが、二日には、全然いやになって、
鎌倉
(
かまくら
)
の
圭
(
けい
)
ちゃんの発案で、兄さん、新宿のマメちゃん、僕と四人で「父帰る」の朗読をやった。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
ね、『鮭』——魚
扁
(
へん
)
に
圭
(
けい
)
という字を書くんだよ、これはフグという字なんだよ。ところが藪の先生、それを『
鮏
(
しゃけ
)
』と読んでしまったんだ、魚扁に生、それはサケともいうし、シャケともいう字なんだ。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「おいこれから曲がっていよいよ登るんだろう」と
圭
(
けい
)
さんが振り返る。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぶらりと両手を
垂
(
さ
)
げたまま、
圭
(
けい
)
さんがどこからか帰って来る。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
圭
漢検準1級
部首:⼟
6画
“圭”を含む語句
圭角
白圭
木圭
土圭
几圭
公圭
圭子
圭介
圭二
笠圭之介
置土圭
白原圭吾
李如圭
鈴圭輔
鈴木圭輔
須利耶圭
伊藤圭介
日高圭三郎
鳥居圭三
岩形圭吾
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