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土泥竈
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どべっつい
ふりがな文庫
“
土泥竈
(
どべっつい
)” の例文
血眼で、自分のつづれた着物を、やっと
厨
(
くりや
)
の隅に見つけ出すと、それを抱えたまま、
土泥竈
(
どべっつい
)
の肩に足をかけて、引窓から屋根へ這い出した。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
軒先の
床几
(
しょうぎ
)
を占めると、
土泥竈
(
どべっつい
)
にせいろうをかけて、木を燃やしていた老婆が、ぬるい茶を汲んでくる。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
老婆は、
夕餉
(
ゆうげ
)
の物をかけた
土泥竈
(
どべっつい
)
の前にしゃがみ込んで、
焚
(
た
)
きつけにかかったまま
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
台所と仕事場との土間つづきの隅に、
薪
(
たきぎ
)
が積んであって、そのわきには
土泥竈
(
どべっつい
)
があり、荒壁には、
蓑
(
みの
)
や笠などがかけてあったが——その壁に寄った
泥竈
(
へっつい
)
の蔭から、ごそりと蓑がうごいた。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
真っ黒な
天井
(
てんじょう
)
の下に、三つの大きな
土泥竈
(
どべっつい
)
が並んでいた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
竈
漢検準1級
部首:⽳
21画
“土”で始まる語句
土産
土
土地
土塀
土間
土器
土手
土瓶
土堤
土耳古