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土杯
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かわらけ
ふりがな文庫
“
土杯
(
かわらけ
)” の例文
次男三左衛門輝政をそばにおいて、いま
土杯
(
かわらけ
)
の祝い酒を酌みかわし、父子共に、よろい姿を、
床几
(
しょうぎ
)
に
倚
(
よ
)
せて、出門の時刻を待っていた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
狩衣
(
かりぎぬ
)
の者は、狩衣を火に乾かし、具足の者は、具足を解いて、
土杯
(
かわらけ
)
を、飲みまわすもあり、
糧
(
かて
)
を食べはじめているのもある。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
菖蒲
(
あやめ
)
の花を
挿
(
い
)
け、
冠台
(
かんむりだい
)
に、造花のついたかずら冠を
載
(
の
)
せて——せっかく
菖蒲酒
(
しょうぶざけ
)
をともに祝おうと、
土杯
(
かわらけ
)
までそろえたのに、召使を見せにやれば、さっきから、
泰子
(
やすこ
)
とふたりで、長ながと
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寧子
(
ねね
)
は、
神酒
(
みき
)
の
土杯
(
かわらけ
)
と、勝栗勝こんぶとを乗せた三宝をそろえて出した。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
杯
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
“土”で始まる語句
土産
土
土地
土塀
土間
土器
土手
土瓶
土堤
土耳古