圍碁ゐご)” の例文
新字:囲碁
四世本因坊ほんいんばうの名人道策だうさくが、日本の圍碁ゐごを黄金時代にみちびき、町方にももつぱら碁が行はれた頃、丁度今日の麻雀マージヤンなどのやうに一時に流行をきはめた時分です。
またこれほど組織立そしきだつて麻雀マアジヤン社會化しやくわいくわしたのも日本にほんだけではあるまいか? 圍碁ゐご將棊しやうぎ花合はなあはせの傳統でんとうながい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
只管ひたすらたのみしに重四郎もいなみ難く承知せしかば此より畔倉を師匠ししやうとして主用のひまには劔道けんだうをぞまなびける是に因て重四郎も毎度穀屋こくやへ出入致しける處に主平兵衞は殊の外圍碁ゐご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)