“国尽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くにづく50.0%
くにづくし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山「此処に何処の何村と書いてゞもあれば、いず国尽くにづくしにある国だろうから何とか分ろう、心配をしなさんな」
加藤弘之氏が「真政大意」を作りて人民参政の権利を以て自然の約束にでたりと論じ、福沢諭吉氏が西洋事情世界国尽くにづくしの如き平民的文学をはじめて天は人の上に人を作らずと喝破かつぱせしが如き
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
おのれ一人が文明人という顔つきで、『世界国尽くにづくし』などをちょっと口元ばかりのぞいて見た知識を振り回し、西洋のことならなんでも来いと言い触らすこまりものだともある。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
府県名・国尽くにづくし・翻訳の地理・窮理書・経済書の初歩等を授け、あるいは訳書の不足する所はしばらく漢書をもって補い、習字・算術・句読・暗誦、おのおのとうを分ち、毎月、吟味の法を行い
京都学校の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)