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唯々
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ゐゝ
ふりがな文庫
“
唯々
(
ゐゝ
)” の例文
韓湘
(
かんしやう
)
唯々
(
ゐゝ
)
と
畏
(
かしこま
)
りて、
爪
(
つめ
)
を
噛
(
か
)
むが
如
(
ごと
)
くにして、ぽつ/\と
何
(
なに
)
か
撮
(
つま
)
んで
食
(
く
)
ふ。
其
(
そ
)
の
状
(
さま
)
我
(
わ
)
が
國
(
くに
)
に
豌豆豆
(
ゑんどうまめ
)
を
噛
(
かじ
)
るに
似
(
に
)
たり。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
爺は
唯々
(
ゐゝ
)
として向うへ行つてしまひました。まだ朝のうちで、そんな手廻しには、誰も氣が付きません。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
肩を張り廊下を踏み鳴らす客、傍若無人に女中を叱りつける客、それに対して、女中はもとより、幾も亦
唯々
(
ゐゝ
)
として言ふなりに動きまはるのが、見てゐて軍治は苦痛だつた。
鳥羽家の子供
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
若紳士は
唯々
(
ゐゝ
)
として
頭
(
かうべ
)
を垂れぬ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
下座の人も
唯々
(
ゐゝ
)
としてその席につき、決してその順序を乱すやうなことは起きなかつた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
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唯々
(
ゐゝ
)
としてその云ふところにしたがふ気になつた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
唯
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
々
3画
“唯々”で始まる語句
唯々諾々
唯々諾
唯々否々
唯々黙々