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唐団扇
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からうちわ
ふりがな文庫
“
唐団扇
(
からうちわ
)” の例文
そのあいだに、
常葉
(
ときわ
)
の局は、
唐団扇
(
からうちわ
)
で横から
涼
(
りょう
)
を送り、百合殿ノ小女房は、
天目台
(
てんもくだい
)
にのせたお薬湯の
盌
(
わん
)
をすすめた。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
傍らへ寄せた白土の
煎茶炉
(
せんちゃろ
)
へ、さっきから三つ四つの炭の
欠
(
か
)
けらをついでいたが、火箸を置くと、風雅な
唐団扇
(
からうちわ
)
を
把
(
と
)
って、
塵
(
ちり
)
のたたぬ程に炉の口を
煽
(
あお
)
いでいるのだった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白い
衫衣
(
すずし
)
に、
唐団扇
(
からうちわ
)
を持ち、からだを
斜
(
しゃ
)
に脇息から、藤夜叉の姿を眺めていた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手の
唐団扇
(
からうちわ
)
で蚊うなりを一つ払って。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唐
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
扇
常用漢字
中学
部首:⼾
10画
“唐”で始まる語句
唐突
唐
唐紙
唐土
唐桟
唐櫃
唐草
唐辛子
唐人
唐黍