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哺育
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ほいく
ふりがな文庫
“
哺育
(
ほいく
)” の例文
即ち労働に適した子供を出来るだけ沢山生んでこれを
哺育
(
ほいく
)
しかつ教育することの天賦の使命に自己を
捧
(
ささ
)
げねばならぬと教えられ
母性偏重を排す
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
既に
業
(
すで
)
に多くの科学者や思想家が申し出たように、女性は産児と
哺育
(
ほいく
)
との負担からして、実生活の活動を男性に依託せねばならなかった。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
一首の意は、物ごころがつき、年ごろになって、母の
哺育
(
ほいく
)
の手から放れて以来、こんなに切ないことをしたことはない、というので、恋の
遣瀬無
(
やるせな
)
いことを歌ったものである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
もし如宝に建築の天才があったとすれば、それはどの時代に
哺育
(
ほいく
)
せられたのであろうか。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
妾は
嬰児
(
えいじ
)
を
哺育
(
ほいく
)
するの
外
(
ほか
)
、なお二児の教育の
忽
(
ゆるが
)
せになしがたきさえありて、
苦悶
(
くもん
)
懊悩
(
おうのう
)
の
裡
(
うち
)
に日を送る
中
(
うち
)
、神経衰弱にかかりて、
臥褥
(
がじょく
)
の日多く、医師より心を転ぜよ、しからざれば
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
▼ もっと見る
だからこの
郷
(
さと
)
の里子のかたちで、これらのひとに
哺育
(
ほいく
)
されてきた不知哉丸は、たとえそれが主君高氏の隠し子であるにせよ、よしまたその生母が、卑賤な
田楽女
(
でんがくひめ
)
であろうとも、やがては
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“哺育”の意味
《名詞》
哺育(ほいく)
動物の親がその子を養育すること。
(出典:Wiktionary)
哺
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
育
常用漢字
小3
部首:⾁
8画
“哺”で始まる語句
哺
哺乳
哺乳動物
哺養
哺乳類
哺時臥