“ほいく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
哺育85.7%
保育14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一首の意は、物ごころがつき、年ごろになって、母の哺育ほいくの手から放れて以来、こんなに切ないことをしたことはない、というので、恋の遣瀬無やるせないことを歌ったものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
もし如宝に建築の天才があったとすれば、それはどの時代に哺育ほいくせられたのであろうか。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
ひとりお政はたとえ気違きちがいでもこじきでも、正しきみの母である。あたたかき乳房ちぶさに取りすがって十二のときまで保育ほいくを受けた母である。心がけのよいかしこい女といわれているお政は
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)