トップ
>
和船
>
わせん
ふりがな文庫
“
和船
(
わせん
)” の例文
大きなオールを、ひとりで二本あやつるのはむずかしいので、明智はくふうをして、一本のオールを
和船
(
わせん
)
のろのようにつかって、ボートをこぎました。
仮面の恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
アンドレア李旦の船は三
桅
(
き
)
二段帆のさよ
船
(
ぶね
)
(和蘭造りの黒船)で、
和船
(
わせん
)
の
前敷
(
まえしき
)
にあたるところに
筒丈
(
つつだけ
)
、八尺ばかりの
真鍮
(
しんちゅう
)
の大筒を二梃据えつけてあった。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
それの後からはボコボコと、エンジンの音を立てて、幾百
艘
(
そう
)
となく、うす汚れた
和船
(
わせん
)
が、同じ方角に出ていったが、これには各々、防空監視員が乗りこんでいた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
涼しい
樹陰
(
こかげ
)
に五六艘の
和船
(
わせん
)
が集つて碇泊して居るさまが絵のやうに下に見えた。帆を舟一杯にひろげて干して居るものもあれば、
陸
(
をか
)
から一生懸命に荷物を積んで居るものもある。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
その漁師の持っている発動機のついた
和船
(
わせん
)
で、岩屋島へわたしてもらうことにしました。
大金塊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
一
艘
(
そう
)
の小さい
和船
(
わせん
)
であった。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“和船”の意味
《名詞》
和船(わせん)
日本古来の形式による木造の船。
(出典:Wiktionary)
“和船”の解説
和船(わせん)とは、日本において発達し、移動や漁業に用いられる構造船及び準構造船の総称である。
(出典:Wikipedia)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“和”で始まる語句
和
和尚
和蘭
和睦
和泉
和子
和蘭陀
和歌
和女
和郎