和土たゝき)” の例文
御出おいででやす。御這入んなさい」と友達見た様に云ふ。小使にいて行くとかどがつて和土たゝきの廊下をしたりた。世界が急に暗くなる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其所迄そこまで一所いつしよませう。いでせう」と云つた。三四郎は靴のひもを結びながら、「えゝ、うでも」と答へた。女は何時いつの間にか、和土たゝきうへりた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)