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吾手
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わがて
ふりがな文庫
“
吾手
(
わがて
)” の例文
この一刻の
幸
(
ブリス
)
から生ずる永久の苦痛がその時卒然として、代助の頭を冒して来た。彼の唇は色を失った。彼は
黙然
(
もくねん
)
として、我と
吾手
(
わがて
)
を眺めた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
代りて酌する彼の想は、
吾手
(
わがて
)
男の
胸元
(
むなもと
)
に
刺違
(
さしちが
)
ふる
鋩
(
きつさき
)
を押当つるにも似たる苦しさに、
自
(
おのづ
)
から
洩出
(
もれい
)
づる声も打震ひて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
幸兵衞が手前へ引く
機
(
はずみ
)
に
刀尖
(
きっさき
)
深く我と
吾手
(
わがて
)
で胸先を
刺貫
(
さしつらぬ
)
き、アッと叫んで仰向けに倒れる途端に、刄物は長二の手に残り、お柳に領を引かるゝまゝ将棋倒しにお柳と共に転んだのを
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“吾”で始まる語句
吾
吾人
吾家
吾々
吾妻橋
吾妻
吾儕
吾輩
吾子
吾等