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台辞
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ぜりふ
ふりがな文庫
“
台辞
(
ぜりふ
)” の例文
旧字:
臺辭
ところで、何でも、その桜の枝と、瓢箪が、幇間の手に渡るのをきっかけに、おのおの
賑
(
にぎ
)
やかなすて
台辞
(
ぜりふ
)
で、しも手ですか、向って右へ入ると、満場ただ祇園の桜。
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それからまたあの前日の会見の
捨
(
す
)
て
台辞
(
ぜりふ
)
といい、半次の日常生活といい、十六貫もあろうというお千の身体を大木に吊り下げたといい、半次を真犯人と断定する材料は決して少くなかった。
棺桶の花嫁
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
何故でも振られる
理由
(
わけ
)
が有るのだもの、と顔を少し染めて笑ひながら、それじやあ己れも一廻りして来ようや、又
後
(
のち
)
に来るよと捨て
台辞
(
ぜりふ
)
して
門
(
かど
)
に出て、十六七の頃までは
蝶
(
てふ
)
よ花よと育てられ
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
捨て
台辞
(
ぜりふ
)
をいって、のっそりと歩きだした。
乞食
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
“台辞”の意味
《名詞》
台辞(だいじ)
科白。台詞。
(出典:Wiktionary)
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
辞
常用漢字
小4
部首:⾟
13画
“台”で始まる語句
台
台詞
台所
台湾
台風
台場
台命
台盤所
台石
台尻