召上めしや)” の例文
「あらそんなお約束があるの。あたしちっとも知らなかったわ。誰と誰がいっしょに御飯を召上めしやがるの」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おや左樣さうあんまおそいから、大方おほかた何處どこかで召上めしやがつたらうとはおもつたけれど、だゞと不可いけないから」とひながら、布巾ふきんなべみゝつまんで、土瓶敷どびんしきうへおろした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「おやそう。あんまり遅いから、おおかたどこかで召上めしやがったろうとは思ったけれど、もしまだだといけないから」と云いながら、布巾ふきんなべの耳をつまんで、土瓶敷どびんしきの上におろした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「だから先刻さっきみんなといっしょに召上めしやがれば好いのに」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あなた御飯を召上めしやがりますか」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)