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叫喚
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あっ
ふりがな文庫
“
叫喚
(
あっ
)” の例文
この人若いに
似合
(
にあわ
)
ず
沈着
(
おちつい
)
た
質
(
たち
)
ゆえ気を
鎮
(
しず
)
めて、見詰めおりしが
眼元
(
めもと
)
口元
(
くちもと
)
は
勿論
(
もちろん
)
、頭の
櫛
(
くし
)
から衣類までが
同様
(
ひとつ
)
ゆえ、始めて
怪物
(
かいぶつ
)
なりと思い、
叫喚
(
あっ
)
と云って
立上
(
たちあが
)
る
胖響
(
ものおと
)
に
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
叫喚
(
あっ
)
と云って
慄
(
ふる
)
え出し、
飲
(
のん
)
だ酒も一時に
醒
(
さめ
)
て、
最
(
も
)
う
最
(
も
)
うこんな
家
(
うち
)
には片時も居られないと、
襖
(
ふすま
)
を
蹴
(
け
)
ひらき
倉皇
(
そうこう
)
表へ
飛出
(
とびだ
)
してしまい
芸妓
(
げいぎ
)
も客の
叫喚
(
さけび
)
に驚いて目を
覚
(
さま
)
し、幽霊と
聞
(
きい
)
たので青くなり
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
“叫喚”の意味
《名詞》
叫 喚(きょうかん)
(サ変)大声で喚き叫ぶこと。
叫喚地獄の略。
(出典:Wiktionary)
叫
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
喚
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
“叫喚”で始まる語句
叫喚合唱
叫喚怒号
叫喚楚毒