“口風”の読み方と例文
読み方割合
くちぶり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君達はむかし/\斜視睨みの男が牛を殺さうとした話を聞かなかつたかい。」と副統領は哲学者のやうな静かな、皮肉な口風くちぶりで話し出した。
佐藤氏は面目めんもくなささうな表情をして、子供のやうな内田氏の顔を見た。内田氏は内田氏できまり悪さうにもぢ/\しながらいつも慇懃いんぎん口風くちぶりで言つた。
亡くなつた足立通衛みちゑ氏の告別式が大阪青年会館で行はれた時、とむらひ演説をした宮川経輝つねてる氏は、霊魂たましひの一手販売人のやうな口風くちぶりで、名代なだいの雄弁をふるつて