口付くちつ)” の例文
ものを言う口付くちつきが覚束おぼつかなくてはどこを見ているかはっきりしないで黒くてうるんでいる。今はそれがうしろのよこでちらっと光る。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かれ惡々にく/\しさうにつばでもけるやうな口付くちつきをして。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
かれ悪々にくにくしそうにつばでもけるような口付くちつきをして。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)