“厄年”の読み方と例文
読み方割合
やくどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このお話は、その隠密の役目を間宮鉄次郎という人がうけたまわった時のことで、間宮さんはこの時二十五の厄年やくどしだったと云います。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
厄年やくどしの男女が特に警戒する以外に、信州では鬼の目団子だんご、もしくは鬼の眼玉と称して、三つの団子を串に刺し、戸口にはさんでおく風もある。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「このごろ、どうも、養父養母が続いて死に、わしも、何だか心細くて、からだ工合いが変になった。俗に三十は男の厄年やくどしというからね、」
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)