“やくどし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
厄年95.5%
厄歳4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「このごろ、どうも、養父養母が続いて死に、わしも、何だか心細くて、からだ工合いが変になった。俗に三十は男の厄年やくどしというからね、」
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「———今年のうちにもう一遍出て来て貰うようなことがあって欲しい思うてるねんで。来年は雪子ちゃん厄年やくどしやさかいにな」
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ことにも今年は、当主と次女と老母と、三人の厄歳やくどしが重なっているので、吉田家では二日も前から歳祝いの用意をしているのであった。
手品 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)