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卦面
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けめん
ふりがな文庫
“
卦面
(
けめん
)” の例文
愚老は
卦面
(
けめん
)
に現われたところによりて、聖人の道を人間にお伝え申すのが務め、当ると当らぬとは愚老の
咎
(
とが
)
ではござらぬでな……
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「先生。もし
卦面
(
けめん
)
の告げがわたくしの運命だとしたら、何とか、その凶運を避ける術はないものでしょうか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
地泰天
(
じたいてん
)
の
卦面
(
けめん
)
を上部に描き、周易活断、績善堂、加藤左伝次と記されてあった。
銅銭会事変
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さて
卦面
(
けめん
)
に現われたるは、かくの通り『
風天小畜
(
ふうてんしょうちく
)
』とござる、
卦辞
(
かじ
)
には『密雲雨ふらず我れ
西郊
(
さいこう
)
よりす』
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
べつに天下の地を相し大城を築いて住もう。——
易経
(
えききょう
)
にもいう、
卦
(
け
)
は
卦面
(
けめん
)
に非ず
解心
(
げしん
)
にありと。いずれにしても、またなき吉日。明日こそ待たれる。さあ、出ようか
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
取合わないがよろしいと、お銀様も思案をきめまして、そのまま、また
卦面
(
けめん
)
に眼を落していると
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
、ひとかどの人物と
観
(
み
)
た。しかるに、なんとも神易の告げはよろしくない。もし、お気を悪くなさらぬなら、あるがまま、
卦面
(
けめん
)
の告げるところを、歯に
衣
(
きぬ
)
きせず、おはなししようが
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この眼易の眼力で、グイと
卦面
(
けめん
)
をにらんでみると、あなたが大阪へ来たがった原因は、死ぬほど会いたいと思っている人間がどこかにいるに違えねえ。え、どうでしょう、この判断は?
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の
几
(
つくえ
)
の上には、いまたてた
易占
(
うらない
)
の
算木
(
さんぎ
)
が、吉か凶か、
卦面
(
けめん
)
の
変爻
(
へんこう
)
を示していた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ゆうべ、なにげなくれいの
亀卜
(
きぼく
)
の
易
(
えき
)
をこころみたところが、どうもはなはだおもしろくない
卦面
(
けめん
)
のしらせじゃ。そこでにわかに思い立って、きょうぶらりとやってきたが、はたしてこのさわぎ……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いいや、そうもいえませぬて。つらつら
卦面
(
けめん
)
によって判じますに、こりゃその人が婦女の術中に
墜
(
お
)
ちて苦しまれている。甘泉の美毒に酔死するか、吉に変って渦中からのがれ得るかという境目じゃ。しかもそれは今宵を
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
卦面
(
けめん
)
はなんと出ましたな」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
卦
漢検準1級
部首:⼘
8画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“卦”で始まる語句
卦
卦算
卦屋
卦画
卦見
卦象
卦辞