おえ)” の例文
主人公の親友が学業のおえるを待たずして独逸に遊学する談話とを以て局を結んでいる。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
というものはその男が最初はなはだしい貧家に生れたので、思うように師を得て学に就くというわけには出来なかったので、田舎いなかの小学をおえると、やがて自活生活に入って、小学の教師の手伝てつだいをしたり
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)