包囲ほうい)” の例文
旧字:包圍
博士と警官二人は広いホールに逃げて、ホールに入ってくる透明人間を包囲ほういするようにがまえ、火かき棒を前に突きだして敵を待った。
ガラスの箱のまん中に、その気味のわるい塊があり、その塊を左右からはさむようにして、大きな銀の盤のようなものが直立して、この塊を包囲ほういしていた。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
北方軍を某地においてかなかったか、なにゆえに彼は某所の包囲ほういの時に、かくかくの作戦をしなかったかと、岡目八目おかめはちもくや、あとから出る下司知恵げすちえを振りまわして
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ある建具はやぶれた此の野中の一つ家と云った様な小さな草葺くさぶきを目がけて日暮れがたから鉄桶てっとうの如く包囲ほういしつゝずうと押寄おしよせて来る武蔵野のさむさ骨身ほねみにしみてあじわった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「首領、たいへんです。たいへんです。警官がおおぜい押し寄せてきました。誰か内通ないつうしたやつがあるんです。抜け道という抜け道は、全部包囲ほういされておりますぞ」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「手配中の犯人は議事堂の塔上とうじょうにのぼっている。包囲ほういして、取りおさえよ」
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
幹部だけが、スクリーンを包囲ほういして、椅子に席をとった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)