勸進帳くわんじんちやう)” の例文
新字:勧進帳
なかひろうなれば次第しだい御器量ごきりようましたまふ、今宵こよひ小梅こうめが三あはせて勸進帳くわんじんちやうの一くさり、悋氣りんきではけれどれほどの御修業ごしゆげうつみしもらで、何時いつむかしの貴郎あなたとおもひ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それに向つた藝者は長唄「勸進帳くわんじんちやう」の初めの合の手を一生懸命に彈いてゐる。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「へツ、飛んだ色つぽい勸進帳くわんじんちやうで、おや/\/\」