“勸進元”の読み方と例文
新字:勧進元
読み方割合
くわんじんもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一に呼出されたのは、當夜の勸進元くわんじんもとで、このもよほしの金主で、お妙のパトロンになつて居る、神田鍛冶町の金貸、佐渡屋金兵衞。
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
勸進元くわんじんもとが損をするだらうと思つたくらゐ、いやもう山中の人氣をさらつて、何千人と入り込み、飛鳥山を禿はげちよろにしましたよ
かんむりも頬も襟も汚れて居るのは、勸進元くわんじんもとの細工にしちや念入り過ぎるぜ、それに、夜が明けてからもう二た刻も經つて居るのに、涙の乾かねえのも不思議ぢやないか」