勸進元くわんじんもと)” の例文
新字:勧進元
第一に呼出されたのは、當夜の勸進元くわんじんもとで、このもよほしの金主で、お妙のパトロンになつて居る、神田鍛冶町の金貸、佐渡屋金兵衞。
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
勸進元くわんじんもとが損をするだらうと思つたくらゐ、いやもう山中の人氣をさらつて、何千人と入り込み、飛鳥山を禿はげちよろにしましたよ
かんむりも頬も襟も汚れて居るのは、勸進元くわんじんもとの細工にしちや念入り過ぎるぜ、それに、夜が明けてからもう二た刻も經つて居るのに、涙の乾かねえのも不思議ぢやないか」
どうせ勸進元くわんじんもとのサクラに言はせる細工で、ネタを洗へば人形の眼玉へ水でも塗るんだらう——位に思つたのですが、それにしても、少し細工が過ぎて、なんとなく見遁し難いやうな氣がしたのです。
中年男の三輪みのわの萬七、續いてその子分のお神樂かぐら清吉せいきち、そして二三人の子分に守られて、繩付が二人、その一人は寶掘りの勸進元くわんじんもとで、よくない金儲けばかりやりたがる山の宿の喜三郎で、後の一人は
「それぢや何んだ、年寄か勸進元くわんじんもとか」