力量りきりょう)” の例文
「これでおれの力量りきりょうはわかったろう、じたばたするなよ、とてもむだだ。——ジッとしていろ! ジッとしていろ! いたくないように斬ってやる」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、わたくしとしては天狗てんぐさんの力量りきりょうおどろくよりも、しろそのくまで天真爛漫てんしんらんまん無邪気むじゃきさに感服かんぷくしてしまいました。
私のあわれなる力量りきりょうも、その全部を子供たちの為に捧げることは出来ない。一部は世間、すなわち衆生しゅじょうの幸福のためにささげねばならぬ。またその一部は、自分自身のために捧げねばならぬ。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)