“前備”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そな50.0%
まえぞなえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆがに見える連峰が、まだ深々と雪をかつぎ、遠く淡く流れて見え、その前備そなえといったように、伊那の地へ越せる山脈が、牛の背のように起伏している。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこをつけ入るべしと勧めたから、宗茂は和泉に立花三左衛門を副えて前備まえぞなえとした。池辺竜右衛門進出で、我日本の戦闘は小人数の打合が多い。しかし明軍の戦の懸引は部隊部隊を以てして居る。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)