“利位”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としつら60.0%
トシツラ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『雪華図説』は、天保三年(西暦一八三二年)下総古河こがの城主土井利位としつらによって刊行されたもので、その中には八十六箇の雪の結晶の虫眼鏡による摸写図が載せてある。
『雪華図説』の研究 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
三月十二日に老中ろうじゅう土井どい大炊頭おおいのかみ利位としつらを以て、抽斎に躋寿館講師を命ぜられた。四月二十九日に定期登城とじょうを命ぜられた。年始、八朔はっさく、五節句、月並つきなみの礼に江戸城にくことになったのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
*1 「許鹿君」古河の城主土井大炊頭利位トシツラの号、利位は下総古河藩第十世の藩主である。寛政六年(一七八九)土井利徳の男として生れた。文政五年に養父利厚の職を襲ぎ大炊頭に任ぜられた。
北越雪譜:07 註解 (新字旧仮名) / 岡田武松(著)
*1 「許鹿君」古河の城主土井大炊頭利位トシツラの号、利位は下総古河藩第十世の藩主である。寛政六年(一七八九)土井利徳の男として生れた。文政五年に養父利厚の職を襲ぎ大炊頭に任ぜられた。