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切々
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せっせ
ふりがな文庫
“
切々
(
せっせ
)” の例文
あ、
痛
(
い
)
たッ、何でい、わーい、という声が
譟然
(
がやがや
)
と入違って、友達は皆道草を喰っている中を、私一人は
駈脱
(
かけぬ
)
けるようにして
側視
(
わきみ
)
もせずに
切々
(
せっせ
)
と帰って来る。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
先生が
産
(
さん
)
を
治
(
おさ
)
むる事をやめられてから、一家の主人役に立たれたあなたが、
児孫
(
じそん
)
の為に利益を計り権利を主張し、
切々
(
せっせ
)
と生活の資を積む可く努められたのも
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
早く帰ってこれが
喫
(
たべ
)
させたかったので、
待憧
(
まちこが
)
れた放課の鐘が鳴るや、大急ぎで学校の門を出て、友達は例の通り皆道草を喰っている中を、私一人は
切々
(
せっせ
)
と帰って来ると
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
莫斯科
(
モスクワ
)
の小店なぞに
切々
(
せっせ
)
と
売溜
(
うりだめ
)
の金勘定ばかりして居るかみさんのマシューリナ、カテーリナならいざ知らず、世界のトルストイの夫人の
挙動
(
ふるまい
)
としては、よく云えばあまりに
謙遜
(
けんそん
)
な
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
々
3画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切符
切歯
切迫
切通
切立