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出刃包丁
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でばぼうちょう
ふりがな文庫
“
出刃包丁
(
でばぼうちょう
)” の例文
そいつが
出刃包丁
(
でばぼうちょう
)
を
啣
(
くわ
)
えた女の
生首
(
なまくび
)
の
刺青
(
ほりもの
)
の上に、俺達の
太股
(
もも
)
ぐらいある真黒な腕を組んで、俺の
寝台
(
ねだい
)
にドッカリと腰を
卸
(
おろ
)
して
出
(
で
)
ッ
歯
(
ぱ
)
をグッと
剥
(
む
)
き出したもんだ。
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
台処の
流許
(
ながしもと
)
に流れる水は皆な凍り着く。
葱
(
ねぎ
)
の根、
茶滓
(
ちゃかす
)
まで凍り着く。
明窓
(
あかりまど
)
へ薄日の射して来た頃、
出刃包丁
(
でばぼうちょう
)
か何かで流許の氷をかんかんと打割るというは暖い国では見られない図だ。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
人々は互に新年の挨拶を
取換
(
とりかわ
)
した。屠手の群はいずれも白い
被服
(
うわっぱり
)
を着け、素足に
冷飯
(
ひやめし
)
草履という寒そうな
風体
(
ふうてい
)
で、それぞれ支度を始める。庭の隅にかがんで鋭い
出刃包丁
(
でばぼうちょう
)
を
磨
(
と
)
ぐのもある。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“出刃包丁”の解説
出刃包丁(でばぼうちょう)は和包丁の一つ。単に出刃と呼ばれることもある。魚を捌くための包丁であり、現代では肉を切る用途にも使われている。刃渡りは10cm程度のものから50cm程度の大きいものまでさまざまである。一般的には15cmから20cm位のものが多い。
(出典:Wikipedia)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
刃
常用漢字
中学
部首:⼑
3画
包
常用漢字
小4
部首:⼓
5画
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
“出刃”で始まる語句
出刃庖丁
出刃
出刃截割