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内腿
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うちもも
ふりがな文庫
“
内腿
(
うちもも
)” の例文
そのときつぎはぎだらけの
垢染
(
あかじ
)
みた
袷
(
あわせ
)
がぶざまに
紊
(
みだ
)
れて、びっくりするほど白いやわらかな
内腿
(
うちもも
)
が
臀
(
しり
)
のほうまでむきだしになった。
お繁
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
『街巷新聞』に出ていた記事は
誹謗
(
ひぼう
)
でも中傷でもない。むしろ君江の容姿をほめたたえた当り
触
(
さわ
)
りのない記事であるが、その中に君江さんの
内腿
(
うちもも
)
には子供の時から
黒子
(
ほくろ
)
が一つあった。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
継ぎの当った、丈の短い黒っぽい
袷
(
あわせ
)
の裾が割れ、眼に痛いほど白くふくよかな
内腿
(
うちもも
)
と下腹部とが、むきだしになった。
ちくしょう谷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
……菊千代は失禁したのである、馬が止ったとたん、温かいものがかなり多量にそこを濡らすのを感じた。今もそれがきみ悪く
内腿
(
うちもも
)
の肌に感じられるのである。
菊千代抄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
あらわにひろげられた
内腿
(
うちもも
)
には静脈がうき、双の眼は怠惰な
倦怠
(
けんたい
)
と溶けるような欲望との入混った不思議な赤みがさしている、右手を頭の後へ廻し左手はくったりと床の外へ垂れている
正体
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
腿
漢検準1級
部首:⾁
13画
“内”で始まる語句
内
内儀
内部
内々
内証
内外
内裏
内證
内密
内輪