其処それ)” の例文
旧字:其處
さア/\此薬これをおつけ……此薬これはなよろひそでというて、なか/\売買ばいかひにないくすりだ……ちよいと其処それへ足をおし、けてるから…。乞「はい/\有難ありがたぞんじます。 ...
その夜はその村に泊らずに、其処それから三里ばかり東へ進んでニャーモ・ホッターという小さな村に着いて宿り、その翌日テーショクという村で昼飯ちゅうはんを済まし、その夜はタクツカという村に泊りました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
鳥居から右へ曲ると高梨のうちで、左右森のように成って居り、二行の敷石がございまして、是からずいと突当ると小高いどてが有ります。其処それあがってだら/\とおりると川岸でございます。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
作「うん、其処それへ参ったのは」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)