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光芒
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ひかり
ふりがな文庫
“
光芒
(
ひかり
)” の例文
ふと見ると、
赤銅
(
しゃくどう
)
のような色をした
光芒
(
ひかり
)
の無い大きな月が、お
濠
(
ほり
)
の松の上に音も無く昇っていた。その色、その
状
(
かたち
)
、その姿がいかにも
侘
(
わび
)
しい。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
と思うと、今度は右手の沖合へ、仄明くサーチライトの
光芒
(
ひかり
)
をひらめかして、大きく円を描きながら消え去って行った。
動かぬ鯨群
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
懐中電灯の
光芒
(
ひかり
)
が縦横に飛び動いて、
四辺
(
あたり
)
の状態をそれぞれの眼に
瞭
(
はっき
)
りと映して呉れた。そこは、上って見ると、こうも広々としているものかと思われる程、ゆったりとした天井裏であった。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
いままで空間を
空撫
(
からな
)
でしていたヘッド・ライトの
光芒
(
ひかり
)
が、谷間の闇を越して向うの山の
襞襀
(
ひだ
)
へぼやけたスポット・ライトを二つダブらせながらサッと当って
白妖
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
“光芒”の意味
《名詞》
光 芒(こうぼう)
尾を引いて見える光線。
(出典:Wiktionary)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
芒
漢検1級
部首:⾋
6画
“光”で始まる語句
光
光景
光沢
光明
光線
光琳
光子
光輝
光澤
光悦