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先斗町
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ぽんとちょう
ふりがな文庫
“
先斗町
(
ぽんとちょう
)” の例文
一層
(
いっそ
)
の事、やぶれかぶれに
先斗町
(
ぽんとちょう
)
へでも遊びに行こうか、それとも、もう少し此処に辛抱して、気分の静まる折を待って居ようか。
恐怖
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
先斗町
(
ぽんとちょう
)
あたりの絃歌の声が、鴨川を渡ってきこえてくる。後には東山が静かに横たわっている。雨の降った晩などは両岸の青や紅の灯が水に映る。
身投げ救助業
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
鴨川
(
かもがわ
)
をはさんで、
先斗町
(
ぽんとちょう
)
と祇園。春の踊りでも祇園は早く都踊りがあり、先斗町はそれにならって鴨川踊りをはじめた。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
京の
先斗町
(
ぽんとちょう
)
をでも思い出させるような静かな新地には、
青柳
(
あおやぎ
)
に雨が煙って
檐
(
のき
)
に金網造りの
行燈
(
あんどん
)
が
点
(
とも
)
され、入口に青い
暖簾
(
のれん
)
のかかった、薄暗い家のなかからは
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
いつだったか、
先斗町
(
ぽんとちょう
)
で有名な美人の
吉弥
(
きちや
)
と一緒に何彼と話していた時、お
高祖頭巾
(
こそずきん
)
の話が出ました。
好きな髷のことなど
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
▼ もっと見る
まことに「柳暗花明」とか「狭斜の巷」とか云ふ言葉は、あの頃の祇園や
先斗町
(
ぽんとちょう
)
の遊里の雰囲気にそつくりあてはまつてゐるのである。
青春物語:02 青春物語
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“先斗町”の解説
先斗町(ぽんとちょう)は京都市中京区に位置し、鴨川と木屋町通の間にある花街及び歓楽街。「町」と付くが地名としての先斗町はない。先斗町通については「先斗町通四条上る柏屋町」等、公文書(四条通地区地区計画:京都市都市計画局)にも使用されている。
また、京都五花街の一つである京都先斗町は京都市随一の繁華街である四条河原町の東端に位置し、鴨川寄りに面したお茶屋・料亭・レストラン・バー等は納涼床を設ける店舗も多数存在している。
(出典:Wikipedia)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
斗
常用漢字
中学
部首:⽃
4画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先途
先手