傭取ようとり)” の例文
仕つり今に毎日まいにちの樣に參る者あれども是も至て正直者なりと云ば同心どうしんもうほか朝夕あさゆふ出入る者は無かと申ければ道庵なほ打案うちあんじ八丁堀長澤町に居る甚兵衞と申者もと遠州へんうまれの由其日稼の貧窮ひんきうにて折々をり/\日雇ひやとひにも致し召遣めしつかひし事御座れども此者も在所ざいしよに居し頃は名主役もつとめし由に承まはりしが成程日傭取ようとりには人がらも宜しく折に觸ては
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)