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俚言
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りげん
ふりがな文庫
“
俚言
(
りげん
)” の例文
自分にとっての一つの啓示は、近年活字になった安原貞室の『かたこと』という京附近の
俚言
(
りげん
)
を集めた書に
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
又
家峯
(
やね
)
の谷になりたる所を
俚言
(
りげん
)
にだぎといふ、だぎは春解するやねの雪のしたゝりみなこゝにつたふゆゑ、つらゝは
簷
(
のき
)
よりも大也、下にさはりなき所は二丈もさがる事あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
用いてそのまゝに
謄写
(
うつ
)
しとりて
草紙
(
そうし
)
となしたるを
見侍
(
みはべ
)
るに
通篇
(
つうへん
)
俚言
(
りげん
)
俗語
(
ぞくご
)
の
語
(
ことば
)
のみを
怪談牡丹灯籠:01 序
(新字新仮名)
/
坪内逍遥
(著)
大小の川に
近
(
ちか
)
き
村里
(
むらさと
)
、初雪の
後
(
のち
)
洪水
(
こうずゐ
)
の
災
(
わざはひ
)
に
苦
(
くるし
)
む事あり。
洪水
(
こうずゐ
)
を此国の
俚言
(
りげん
)
に
水揚
(
みづあがり
)
といふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
我国の
俚言
(
りげん
)
に
蝶
(
てふ
)
をべつたうといふ、渋海川のほとりにてはさかべつたうといふ。蝶は
諸
(
もろ/\
)
の
虫
(
むし
)
の
羽化
(
うくわ
)
する所也、大なるを蝶といひ、小なるを
蛾
(
が
)
といふ。(本艸)
其種類
(
そのしゆるゐ
)
はなはだ
多
(
おほ
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“俚言”の意味
《名詞》
俗間で使用される言葉。
標準語では使わないその土地特有の単語。
(出典:Wiktionary)
俚
漢検1級
部首:⼈
9画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“俚言”で始まる語句
俚言集覧