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侠氣
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をとこぎ
ふりがな文庫
“
侠氣
(
をとこぎ
)” の例文
新字:
侠気
取此所を立出て島田宿なる水田屋藤八方へ到り豫て
侠氣
(
をとこぎ
)
の事を聞及べば是迄の始末を語り當分我等兩人を
匿
(
かくま
)
ひ呉る樣にと
只管
(
ひたすら
)
頼
(
たの
)
みけるに男を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その叔母さんが此處へやつて來て、——八五郎は人間は甘いやうだが、あれでなか/\
侠氣
(
をとこぎ
)
がありますよ。
銭形平次捕物控:252 敵持ち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
侠氣
(
をとこぎ
)
を以て小間物屋彦三郎に
助力
(
じよりき
)
いたし、まことの罪人を訴へ出でたる段、近ごろ奇特に存ずるといふので、いづれ改めてお呼び出しの上、お奉行樣から直々のお褒めがある筈だぞ。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何故疑ひて金子などお預り申
可
(
べき
)
や其儀は
御無用
(
ごむよう
)
なりと云にぞ忠八は亭主が
侠氣
(
をとこぎ
)
に感じて懷中より金百疋取出し是は餘りに
輕少
(
けいせう
)
なれども此印籠を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お六といふのは、摺れつ枯らしと純情と、
侠氣
(
をとこぎ
)
と
自墮落
(
じだらく
)
を兼ね備へたやうな、この社會によくある型の女、不きりやうではあるが、八五郎が強調したほど
醜
(
みにく
)
くはありません。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
物語
(
ものがた
)
れば友次郎夫婦は
歎
(
なげ
)
きの中にも印籠の再び手に入しことを喜び且龜屋の亭主の
侠氣
(
をとこぎ
)
なるを
感
(
かん
)
じ其の夜は
積
(
つも
)
る物語に夜を
更
(
ふか
)
し
翌日
(
よくじつ
)
に成て此家の亭主を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「その代り、神田一番の結構な年増が、飛んだ
侠氣
(
をとこぎ
)
な、良い女とわかつたぢやないか」
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
侠
漢検準1級
部首:⼈
8画
氣
部首:⽓
10画
“侠”で始まる語句
侠
侠気
侠客
侠勇
侠骨
侠者
侠客肌
侠児
侠党
侠賊