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侔
ふりがな文庫
“侔”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひと
50.0%
ひとし
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひと
(逆引き)
この信は我がために起死の藥に
侔
(
ひと
)
しかりき。獨りアヌンチヤタを失ひつる憂に至りては、終に排するに由なきなり。われは猶豫することなく答へき。我身は只君等の處置するに任すべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
竹槍席旗は、昔から土に
侔
(
ひと
)
しい無抵抗主義の農が最後の手段であった。
露西亜
(
ろしあ
)
の強味は、農の強味である。
莫斯科
(
モスクワ
)
まで攻め入られて、初めて彼等の勇気は出て来る。農の怒は最後まで耐えられる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
侔(ひと)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひとし
(逆引き)
釘打つ音の終ると
侔
(
ひとし
)
く、婦人はよろよろと身を
退
(
すさ
)
りて、束ねしものの崩るる如く、地上に
摚
(
どう
)
と膝を敷きぬ。
黒壁
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お俊は
骨牌
(
かるた
)
の席に
復
(
かへ
)
ると
侔
(
ひとし
)
く、
密
(
ひそか
)
に隣の娘の
膝
(
ひざ
)
を
衝
(
つ
)
きて口早に
咡
(
ささや
)
きぬ。彼は
忙々
(
いそがはし
)
く顔を
擡
(
もた
)
げて紳士の
方
(
かた
)
を見たりしが、その人よりはその指に
耀
(
かがや
)
く物の異常なるに
駭
(
おどろ
)
かされたる
体
(
てい
)
にて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
侔(ひとし)の例文をもっと
(2作品)
見る
侔
部首:⼈
8画
“侔”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
尾崎紅葉
徳冨蘆花
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
泉鏡花