仲直なかなほ)” の例文
仲直なかなほりしたいものです。」と冷淡に答へた。その間も、私が近づいて來たときに眺めてゐた月の出を、未だ、彼は見てゐるのであつた。
すこしのことで二だいも三だい仲直なかなほりが出來できないやうな實例ためしいくらも世間せけんにはるもんだからね
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ほんとに心配しんぱいしたわ でも仲直なかなほりしてよかつたわ
彼とは愉快な仲直なかなほりのしやうもなかつた。快活な微笑うすわらひも寛大な言葉も、彼とは交はすべくもなかつた。しかもこの基督教徒は辛抱強く落着いてゐた。
ニャンちやん 仲直なかなほりしやうね
「原つぱを散歩しながら。いゝから追つかけていらつしやい。今廊下の所であなたが來ないかしらと思つてぐづ/\してるところよ——仲直なかなほりしたいんでせう。」
おや また仲直なかなほりだ