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仮山
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つきやま
ふりがな文庫
“
仮山
(
つきやま
)” の例文
門の中には右のほうに水のきれいな
泉水
(
せんすい
)
があって、その
縁
(
へり
)
に
仮山
(
つきやま
)
があった。仮山の上には二三本の形のおもしろい小松が植わっていた。
藤の瓔珞
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
蘭軒の
屋
(
いへ
)
の後には
仮山
(
つきやま
)
があつて草木が茂つてゐた。雉はをり/\そこへ来ることがあつたのを、猫が覗つてゐて捕へたのである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
天鵞絨
(
びろうど
)
の峰はその前に
仮山
(
つきやま
)
のように
畝
(
うね
)
りあがっていた。そこは
窪地
(
くぼち
)
のようになって遠くの見はらしはなかったが、お花畑のように美しい場所であった。
山寺の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
仮山
(
つきやま
)
の
背後
(
うしろ
)
になった
四阿屋
(
あずまや
)
の方へ往ったのだ、四阿屋の中には、人のひそひそと話す声がしていた、枝葉の間からそっと
覗
(
のぞ
)
くと、月の陰になって中にいる人は見えないが
雨夜草紙
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“仮山”の意味
《名詞》
庭園などに築かれた築山。
(出典:Wiktionary)
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮初
仮髪
仮声
仮病
仮睡